院長診察日記

プレスリリース
今、求められるインプラント治療(アクタス H26.4月号)

歯科医療の信頼回復へ

専門医の資格取得を

近年、インプラント治療は失われた口腔機能を回復する治療法として急速に普及しています。しかし、その一方で、さまざまな課題、負の側面も見えてきました。

インプラント治療は、総合的なスキルが求められる歯科治療です。患者さんの全身管理も含めたものでなくてはならず、高度な専門知識と技術を習得したうえで施さなければならないのは言うまでもありません。

インプラント治療は、あくまでも歯科治療のオプションの1つです。歯を失った場合の選択肢は大きく分けて3つあります。1つ目は入歯・義歯、2つ目は隣接する健康な歯を削って人工の歯をはさむブリッジ、3つ目がインプラントです。

 

患者に選んでもらう

治療に当たる医師は患者さんの立場になって、患者さんに最もふさわしい選択肢は何かを考えなければなりません。それぞれの治療のメリット・デメリットを十分に説明し、最終的に患者さんに選んでもらう。初めからインプラントありきで、歯科医師が誘導するなど、もってのほかです。

日本口腔インプラント学会の専門医・代議員でもある室木会長は、自らが若手医師の育成、指導に取り組んでいます、県内外での実習付きセミナーで講師を務め、室木口腔外科医院でも公開手術を実施し、自らの手技を若手医師らに伝授しています。

患者さんの生活の質を高める優れた治療法であるインプラントをさらに普及させ、歯科医療の信頼を回復するために、より多くの専門医を育てる必要があります。特に石川県は全国的に見て専門医が少なく、その養成に力を注ぐ使命があると認識しています。石川県口腔インプラント研究会を、若手医師がプロ中のプロを目指すうえでの登竜門的な存在にしたいと思っています。

患者さん側も信頼できる医師を選ばなければなりません。専門医をはじめ、日本口腔インプラント学会や県口腔インプラント研究会に所属し、知識や技量の向上に真摯に取り組んでいる医師をお勧めします。