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プレスリリース
レーザー機器による無痛治療についてアクタスに記事が掲載されました。(平成25年5月号)
2017.11.17

 

歯科用レーザーの応用など
インプラント治療の最先端を学ぶ

石川県口腔インプラント研究会の平成25年度総会と特別講演会が4月7日、金沢市の地場産業振興センターで開かれ、県内でのインプラント治療の安全・安心を高めるため、専門医の増加に向けた今後の取り組みが確認された。

 

信頼構築に一層の努力を

研究会は、インプラント治療の学識及び技術の研鑽を目的に2004年に設立され、現在、石川県内外の歯科医師、歯科衛生士、歯科技工士ら約110人が会員となっている。
成之坊昌功学術部委員による開会の辞で始まった総会では、室木俊美会長が「学会や研究会に所属していない医師によるインプラント治療のトラブルを取り上げ、バッシングと呼べる報道が一部にあった。この逆風を追い風にできるよう、会員は研究会活動を通して基礎をしっかり身につけるとともに、先進的な症例にも挑戦し、信頼されるインプラント治療を実現してほしい」とあいさつした。
13年度事業計画案などの採択後、朝日大学歯科部非常勤講師で日本レーザー歯学会理事も務める山本敦彦・藤沢台山本歯科理事長が、エルビウムレーザー(ErL)を使ったインプラントの骨再生機能の回復法について特別講演を行った。
午後からは江守道子・江守歯科医院院長が「歯科用レーザー&レーザー治療」をテーマに講演し、会員らは歯科用レーザーの特性と臨床応用の実例を学んだ。

 

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右上:総会であいさつする室木俊美・石川県口腔インプラント研究会会長
左下:歯科用レーザーの治療成果を報告した江守道子・江守歯科医院院長

 

ページ下説明
室木会長は、今年9月に福岡市で開催される第43回日本口腔インプラント学会学術大会で、専門であるインプラント感染症について発表を予定している。また、10月に神戸市で行われる第33回日本口腔インプラント学会近畿北陸地方会でも、上顎洞(じょうがくどう)用に新しく開発した手術器具を発表するとともにシンポジストも務める。

 

特別講演「ErLを用いた先進歯科臨床」

藤沢台山本歯科理事長
理学博士
山本敦彦氏

 

炎症治療や予防に効果

歯科用レーザーには、Co2レーザー、エルビウムレーザー(ErL)など、波長が異なるさまざまな種類がある。その中で、インプラント埋入後に発症するインプラント周囲炎の治療と予防にErLが有用だ。
インプラントは骨結合に優れたチタンで製造されており、その表面は製造直後から自然と酸化していく。メーカーによっては、骨との強固な結合を促進するため、ミクロサイズの無数の穴を有する酸化チタン層をあえて表面に設けている場合もあるが、術中、術後のコントロールが悪いと、酸化チタンが逆に細菌の温床となり、炎症の原因となる。
ErLは、インプラント表面の酸化チタンを薄く剥ぐのに大変適している。患部のフラップ(歯肉剥離)後、露出したインプラントにErLを当てて、チタンのフレッシュさを取り戻す。インプラント埋入前に、ErLを照射して酸化チタンを事前に除去しておくことも、インプラント周囲炎の予防に効果的だ。

 

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上:写真の室木歯科口腔外科医院(七尾市)では昨年、歯科無痛治療と最適なインプラント治療を目的に最新レーザー機器であるエルビウムレーザー(ErL)を導入している。
下:ErLで歯石を除去=室木歯科口腔外科医院

(以上原文引用)